フェリチンとは?低いとどうなる?女性に多い症状と改善方法【管理栄養士解説】
「健康診断でフェリチンが低いと言われたけど、どういう意味?」
「ヘモグロビンは正常なのに、なんだかずっと疲れる…」
このような悩みの背景にあるのが、フェリチン(貯蔵鉄)不足です。
この記事では、管理栄養士の立場から、フェリチンの意味・不足したときの症状・改善方法をわかりやすく解説します。
フェリチンとは?
フェリチンとは、体の中にある鉄の貯蔵庫のような存在です。
鉄はすぐに使われるだけでなく、肝臓や骨髄などに「ストック」されています。そのストック量を示すのがフェリチンです。
つまり、
- ヘモグロビン=今使う鉄
- フェリチン=貯金している鉄
というイメージです。
フェリチンが低いとどうなる?
フェリチンが低い状態は、いわゆる**「隠れ鉄不足」**とも呼ばれます。
ヘモグロビンが正常でも、体の鉄の貯金が減っているため、次のような症状が出ることがあります。
- 慢性的な疲れやすさ
- 朝起きてもだるい
- 集中力の低下
- イライラしやすい
- 抜け毛が増える
- 冷えやすい
特に女性では、この「隠れ鉄不足」が非常に多いといわれています。
なぜ女性はフェリチンが低くなりやすい?
主な原因は以下の通りです。
① 月経による鉄の損失
毎月の出血で鉄が失われます。
② 食事からの鉄不足
ダイエットや偏った食事で鉄が不足しやすくなります。
③ ストレスや生活習慣
ストレスや睡眠不足も鉄の消耗に関係します。
フェリチンを回復させる食事方法
フェリチンを増やすには、鉄の「補給」と「吸収改善」が重要です。
鉄を多く含む食品
吸収されやすい鉄(ヘム鉄)
- レバー
- 赤身肉
- かつお
- まぐろ
- あさり
吸収されにくい鉄(非ヘム鉄)
- 小松菜
- ほうれん草
- 大豆製品
吸収を高めるコツ
- ビタミンCと一緒に摂る
- 肉や魚をしっかり食べる
- お茶・コーヒーは食後すぐに飲まない
改善にはどれくらいかかる?
フェリチンはすぐに回復するものではなく、数ヶ月単位で改善することが多いです。
鉄剤を使用する場合でも、ヘモグロビンが改善してからさらに鉄の貯蔵を回復させる期間が必要になります。
まとめ
フェリチンは「体の鉄の貯金量」を示す重要な指標です。
数値が低いと、ヘモグロビンが正常でも体調不良が続くことがあります。
特に女性は気づかないうちに不足しやすいため、
- 疲れやすい
- 集中できない
- だるさが続く
といった症状がある場合は、一度フェリチンを意識してみることが大切です。








