コンビニ食は身体に悪いって本当⁉管理栄養士が絶対に買わない食品とその理由を解説します
皆さんは、日常生活の中でどのくらいコンビニエンスストアを利用していますか?
昨今、日本ではコンビニエンスストアの店舗数が増加傾向にあり、その商品数も豊富になってきています。
もはやコンビニエンスストアで買えないものは無いのでは?と思うほど多彩な商品が販売されており、日常的に利用している人も多いのではないでしょうか。
さて今回は、そんなコンビニエンスストアの食品の危険性と選び方のポイントについて解説していきます。
コンビニの食品が身体に悪い理由
コンビニエンスストアの食品が身体に悪い理由は沢山ありますが、多くに共通するのは以下の3つです。
・大量の食品添加物が使用されている
・酸化した油を含んでいる
・栄養バランスが悪い
大量の食品添加物
まず1つ目に最も注意が必要なのが『食品添加物の過剰摂取』です。
コンビニエンスストアで販売している食品の多くは、工場でまとめて生産したものを全国に流通させています。つまり、食品が腐らないために多くの『保存料や防腐剤』が使用されているのです。
更に、食品を美味しそうに見せるため、『着色料』が添加されているものもあり、綺麗なものほど『食品添加物まみれ』という可能性があります。
これらの食品添加物は『健康を害する危険なもの』として、海外では既に使用が禁止されているものも多くあります。
日本では当たり前に使用されている為、日本人は知らず知らずのうちに、様々な食品添加物を口にしてしまっているのです。
酸化した油
2つ目に注意が必要なのは、弁当やレジ横にある『揚げ物の油』です。
コンビニエンスストアで取り扱われている揚げ物は、低コストで作るために安い油が使われており、更に生産性向上のために長時間使用されてます。
こうした油を使った揚げ物を流通・販売の過程で長時間置くことで『酸化』が著しく進んでしまいます。酸化が進んだ食品は『脳や内臓機能の低下』などのリスクに加えて『老化』の原因にもなります。
栄養価の偏り
最後に『栄養バランス』の問題についてです。
コンビニエンスストアで販売されている食品の多くは単品で購入すると栄養不足に陥りやすく、将来の『生活習慣病』のリスクが高まります。
コンビニエンスストアの食品が身体に悪い理由として、今回ご紹介したのは3つですが、この他にも様々な健康被害の可能性が訴えられています。毎日利用しているという方は、注意が必要ですね。
絶対に避けるべき食品
では具体的には、どんな食品に注意が必要なのでしょうか?
管理栄養士の私が絶対に買わない、避けるべき食品は以下の通りです。
・揚げ物が入ったお弁当
・カット野菜
・おにぎり
揚げ物が入ったお弁当
先ほどもご説明した様に、コンビニエンスストアの揚げ物は、安い油を長期間使用することで『酸化した油』を多く含んでいます。
酸化した油は、胃腸炎を引き起こしやすいことに加えて、人間の体内に蓄積して将来の健康を脅かす原因になります。
更にごはんに含まれる糖質を一緒に食べることで、より身体に悪影響を及ぼす危険があります。
カット野菜
カット野菜は、コンビニエンスストアで食品を選ぶ際、バランスを考えて購入する方も多いのではないでしょうか?
しかし実は、コンビニエンスストアで販売されているカット野菜の多くには、保存や見た目を良くする目的で『殺菌剤』や『ph調整剤』が使われています。
これらはカット野菜の製造過程で使用され、十分に洗浄されていない状態で店頭に並べられています。
そのため、コンビニエンスストアのカット野菜は、加工から時間が経っているにも関わらず、シャキシャキな食感が残っているのです。
どうしてもカット野菜を食べたい場合は「洗浄不要」という記載があるものであっても、必ず水洗いをしてから食べる様にしてください。
おにぎり
おにぎりはシンプルな食材が使われており、身体に悪いイメージはないですよね。
しかし、コンビニエンスストアで販売されているおにぎりは、工場で機械を使って大量生産されています。
そのため、製造過程で機械に米がくっつく事を防ぐため、機械に大量の油が塗られています。その油は、おにぎりの米に混入してしまうため、おにぎりを食べると知らないうちに「機械に塗られた油も食べてしまっている」のです。
その証拠に、コンビニエンスストアで販売されているおにぎりの米を水に入れると、油が浮き上がってきます。この油は、原材料には一切表示がされていないため注意が必要です。
コンビニでの食品選びのポイント
では次に、コンビニエンスストアで食品を選ぶ際のポイントをご紹介します。
私はコンビニエンスストアを利用する際、必ずこれらのポイントを意識して買い物しています。
加工肉は避ける
まず1つ目は『加工肉を避けること』です。
加工肉とは、ハムやソーセージなどの精肉を加工した食品のことで、これらは製造過程で『保存料や着色料』など多くの添加物が使用されています。
これらは単品でも避けるべき食品であり、これらを使用して作られるコンビニエンスストアの食品は『添加物と保存料まみれ』と言っても過言ではありません。
そのため、サンドイッチや弁当を選ぶ際は、『ハムやソーセージが入っていないもの』を選択する様にしましょう。
生魚は避ける
2つ目は『生魚は避けること』です。
具体的には『寿司』や『ネギトロおにぎり』の様な商品がこれにあたります。
生魚はとても傷みやすく、食中毒を引き起こしやすいため、製造過程で『防腐剤や合成油脂』を添加する必要があります。
更に、安価なネギトロの白い部分は『ただの安い油』という話は有名ですよね。生魚はヘルシーなイメージがあるかもしれませんが、コンビニエンスストアにおいては、とても注意が必要な食品です。
冷蔵より冷凍を選ぶ
最後は『冷蔵より冷凍を選ぶこと』です。これは意外に感じる方も多いかもしれません。
先ほどからご説明している様に、冷蔵で食品を保存するには大量の食品添加物が必要になります。
それに対して食品を冷凍で保存する場合、冷蔵よりも腐りにくく、長期間の保存が可能であるため、『食品添加物を大量に使用する必要がない』のです。
もちろん加工する際に食品添加物が使用されることもありますが、その種類は冷蔵よりも少ないものがほとんどです。口にする食品添加物を少しでも減らすためには、冷蔵よりも冷凍食品を選んでみると良いでしょう。
まとめ
さて今回は、コンビニエンスストアの食品の危険性について解説してきました。
忙しい生活を送る中で、コンビニエンスストアの食品はとても便利です。
しかし、毎日食べ続けることで、皆さんの身体に及ぼす悪影響は計り知れません。
全く使用しないのは難しいかもしれませんが『使用する回数を減らすこと』や『特に注意が必要な食品を避けること』を意識するだけでも違います。
健康に長生きするためにも、今からできることを意識してみてくださいね。