オートミールってなに?栄養価や効果を比較して解説
オートミールとは
オートミールとは、オーツ麦を脱穀して食べやすく加工したものです。
最近では、ダイエット食や離乳食としても注目が集まっており、日本でも急激に普及しています。
さて今回は、そんなオートミールの栄養価を他の主食と比較し、その効果を解説していきます。
他の主食と栄養価を比較
オートミールは、とても栄養価の高い食品です。
まず特筆すべきは、『食物繊維の量とバランス』です。
オートミール100g当たりの食物繊維は白米の約22倍、玄米の約3倍も含まれています。
更に、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方を含み、その割合も「1:2」と理想的なバランスです。
その他にも、オートミールには、カルシウムや鉄分などの栄養素が、単品で食べても十分なほど豊富に含まれています。
そして、主食であるにも関わらず『低糖質』なところもダイエットには魅力的なポイントです。
オートミールとその他の主食の栄養素を比較した表が以下の通りです。
オートミールは低GI値
皆さんは『GI値』という言葉を聞いたことがありますか?
GI値とは、食後の血糖値の上昇度を数値化したもので、GI値が低いほど血糖値の上昇が緩やかで『糖質が脂肪に変わりにくい』という特徴があります。
主な主食のGI値は、白米88、食パン95に対して、オートミールは55です。このように、他の主食と比べても圧倒的に低いGI値になっています。
そのため、オートミールは、ダイエットにも効果的な食品と言えるのです。
オートミールの食べ方
では、オートミールの食べ方をご紹介します。
米化して食べる
オートミールは少量の水を入れて加熱すると、お米の様に食べることができます。
≪手順≫
(1)オートミール30gに、水50mlを入れ、電子レンジ(500W)で約1分30秒加熱をします。
※加熱する際は、ラップを使用しないでください。
(2)熱いうちに軽く混ぜてほぐし、粗熱をとったら完成です。
粥にして食べる
オートミールに多めの水と調味料を入れて加熱すると、お粥の様に食べることができます。
≪手順≫
(1)オートミール30gに、水250mlとだしの素小さじ1/2を入れて軽く混ぜます。
(2)電子レンジ(500W)で約1分加熱し、取り出して一度かき混ぜます。
(3)更に、約1分加熱をしたら完成です。
※加熱をする際は、ラップを使用しないでください。
※吹きこぼれない様に様子を見ながら加熱してください。
オーバーナイトオーツ
オートミールを牛乳に浸して放置すると、シリアルの様に食べることができます。
≪手順≫
(1)オートミール30gに、牛乳100mlを入れて全体が浸るようにします。
(2)冷蔵庫に入れて一晩放置をし、お好みで蜂蜜やドライフルーツを入れて完成です。
まとめ
さて今回は、オートミールの栄養価や効果について解説をしてきました。
オートミールは、日本ではまだ馴染みの薄い食品ですが、ダイエットや美容の観点からみても、とても優秀な食品です。
最近では、スーパーマーケットでも多くの種類が取り扱いをされており、少量から購入することもできます。
皆さんも是非一度、試してみてくださいね。