その食欲は栄養不足のサインかも⁉食べたいもので分かる不足している栄養素とは

2024-04-10

食べたいもので分かる不足している栄養素について

皆さんは「無性に〇〇が食べたい‼」という気持ちになることはありませんか?

実はその食欲、栄養不足が原因かもしれません。

必要な栄養素や食料が不足していると身体はSOSをだして、本能的に特定の食品を欲することがあります。

ここからは、どういった食欲の時に、どんな栄養素や食料が足りていないのか、具体例を元に解説していきます。

甘いものが食べたいとき

甘いものが食べたいときは『たんぱく質』や『水分』が不足している可能性があります。

特に、「身体を動かした後」や「汗をかいた後」に甘いものが食べたくなるのは、これらが不足していることが原因と言えます。

たんぱく質が不足している状態で、糖質や脂質が高いスイーツやお菓子を食べて甘いもの欲を満たしても、実際に不足している栄養を補うことはできません。

甘いものが食べたい時は、十分な水分を摂り、たんぱく質が豊富な食品を食べましょう。

【おすすめ食品】

 ・鶏ささ身

 ・ゆで卵

 ・納豆

 ・チーズ

塩辛いものが食べたいとき

塩辛いものが食べたいときは『ミネラル』が不足している可能性があります。

ミネラルは脱水状態やストレス過剰な時に、不足しやすい栄養素です。

そのため、濃い味のものが食べたい時は、ただ塩分が高いものを食べるのではなく、ミネラルが身体に吸収されやすい食品を選ぶ様にしましょう。

【おすすめ食品】

 ・貝類

 ・海藻類

 ・レバー

酸っぱいものが食べたいとき

酸っぱいものが食べたいときは『クエン酸』や『ミネラル』が不足している可能性があります。

これらは、エネルギーを生成する『クエン酸回路』を働かせるために必要な栄養素です。

そのため、不足するとクエン酸回路が上手く働かず、疲労が溜まりやすくなります。

酸っぱいものが食べたい時は『クエン酸』や『ミネラル』が不足していて疲労や胃の不調をおこしやすい状態かもしれません。

【おすすめ食品】

 ・梅干し

 ・柑橘類

 ・黒酢

油っこいものが食べたいとき

油っこいものが食べたいときは『カリウム』が不足している可能性があります。

カリウムが不足すると、排泄機能が低下しやすく、水分を溜め込んで身体がむくみやすくなります。

そんな時に油っこいものを食べたら、エネルギーや脂質が過剰になり、むくみや肥満の要因になります。

油っこいものが食べたいときは、欲求に任せてジャンクフードを食べるのではなく、カリウムが豊富な食品を選んで食べると良いでしょう。

【おすすめ食品】

 ・ほうれん草

 ・アボカド

 ・バナナ

 ・納豆

辛いものが食べたいとき

辛いものが食べたいときは食品や栄養素の不足に関わらず『ストレスが溜まっている』可能性が高いです。

人がストレスを感じると、身体は刺激を求めて、本能的にイライラを誤魔化そうとします。

しかし欲求にまかせて辛いものばかり食べると、胃の負担になり、それがまた身体にとってはストレスになることもあります。

そんな時は、ミントなどの爽快感を感じる食品を口にするのがおすすめです。

また、ストレスに抵抗するために必要な抗ストレスホルモンの分泌には、『たんぱく質』と『ビタミン』が必要です。

そのため、強いストレスとたたかうときは、食事から『たんぱく質』と『ビタミン』をしっかり摂ることを意識しましょう。

【おすすめ食品】

 ・ミントタブレット

 ・卵

 ・豚ヒレ肉

まとめ

さて今回は、「食べたいもので分かる不足している栄養素」というテーマでお話をしてきました。

「無性に何かを食べたい‼」という気持ちになった時、欲求に任せて食べてばかりだと、食べ過ぎや栄養の偏りから、健康に悪影響を及ぼすことがあります。

たまには欲求に任せて好きなものを食べることも良いですが、本当に身体が求めている栄養素を考えて、食品選びをしてみてはいかがでしょうか。