もう我慢しない‼食べ合わせダイエットで痩せる理由と組み合わせを管理栄養士が解説します
食べ合わせダイエットとは
食べ合わせダイエットとは、食事の際に『食べ物の組み合わせを工夫する』ダイエット方法です。
極端な食事制限によるダイエットに比べ、ストレスが少なく、継続して行いやすいのが特徴です。
とはいえ、ただ好きなものだけを食べていてもダイエット効果はありません。
食べ合わせダイエットの仕組みを理解して、ポイントをしっかりおさえて継続することが大切になります。
そこで今回は、食べ合わせダイエットで痩せる理由と、管理栄養士が本当におすすめする組み合わせの具体例をご説明していきます。
食べ合わせダイエットが痩せる理由
食べ合わせダイエットでは基本的に、極端な食事制限は必要ありません。
では、食事制限をせずに、どうしてダイエット効果が期待できるのでしょうか?
基礎代謝の向上
まず1つ目は、基礎代謝の向上によるダイエット効果です。
基礎代謝とは「生命を維持するために必要なエネルギー」のことで、何もしていなくても消費されるエネルギーをさします。
食事制限により基礎代謝を下回る食生活を続けていると、エネルギーが不足して『身体が省エネ状態』に陥ります。その結果、代謝によるエネルギー消費が減少し、痩せにくい身体になってしまいます。
食べ合わせダイエットでは、極端な食事制限をせず『身体を温める食品』を組み合わせて摂るようにします。
その結果、基礎代謝が上がり、痩せやすい身体をつくることができます。
食事による消費カロリーが増える
2つ目は、エネルギー消費量を増やすことによるダイエット効果です。
食べ合わせダイエットでは、肉や魚、卵などの『タンパク質を積極的に摂る』ようにします。
タンパク質は、筋肉をつくる栄養素であり、積極的に食べることで、筋肉でのエネルギーの消費を増やすことができます。
また、赤身肉などに多く含まれるカルニチンという成分には「脂肪燃焼効果」があります。
更に、タンパク質からエネルギーをしっかり摂ることで、食事によるエネルギーの消費量も増やすことができます。
デトックス効果
3つ目は、代謝を良くすることによるダイエット効果です。
食べ合わせダイエットでは、ビタミンやミネラルなどの栄養素が欠如しない様に組み合わせて食事をします。
ビタミンやミネラルには、食後の代謝回路を促進する働きがあります。
代謝回路が正常に働くことで、余分な脂肪や有害物質が身体に溜まるのを防ぐことができます。
デトックス作用によって、ダイエットはもちろん、美肌や老化防止などの効果も期待できます。
食べ合わせの具体例
ここからは、大食いでも太らない管理栄養士の私がおすすめする、食べ合わせの具体例をご紹介します。
焼肉+キムチ
キムチは、乳酸菌を多く含む発酵食品であり、脂肪を燃焼する効果があります。
焼肉では、脂質の摂取量が増えてしまう為、キムチと一緒に食べるのがおすすめです。
更に、キムチに含まれる唐辛子には、身体を温めて代謝を向上させる効果があります。
また、赤身のお肉を選ぶと、カルニチンという成分による脂肪燃焼も期待できるため、よりダイエット効果が期待できます。
丼+大根おろし
大根に含まれるアミラーゼという酵素は、糖質の分解を助け、消化と吸収を促進する働きがあります。
丼では、ごはんが多いため、糖質が過剰になる傾向にあります。
大根おろしと合わせて食べることで、糖質が脂肪として身体に溜まるのを防ぐことができます。
ラーメン+野菜
野菜に含まれる水溶性食物繊維は、糖質と脂肪の吸収を抑える働きがあります。
ラーメンの麺は糖質、スープは脂質が多く、どちらも過剰になりやすいため、野菜を組み合わせると効果的です。
特に、ブロッコリーやほうれん草など『ビタミンB1が多い野菜』を摂ると、糖質代謝が促進されて、より大きな効果が期待できます。
寿司+ガリ
ガリは、お酢に浸して作られています。お酢には、糖質の吸収を緩やかにする効果があり、糖質が体脂肪として蓄えられるのを防ぎます。
また、ガリの原料である生姜は、身体を温めて基礎代謝を上げる効果があります。
カレーライス+枝豆
枝豆に多く含まれる「ビタミンB1」は、糖質の代謝を助ける効果があります。
カレーライスでは、糖質が過剰になりやすいため、枝豆を合わせて食べるのがおすすめです。
ケーキ+ホット紅茶
温かい飲み物は、身体を温めて代謝を上げる効果があります。
特に、紅茶には『脂肪燃焼効果』があるため、脂質の高いケーキと合わせて飲むのがおすすめです。
まとめ
さて今回は、食べ合わせダイエットについて解説してきました。
食べ合わせダイエットは、極端な食事制限がなく、誰でも日常に取り入れやすいのが特徴です。
しかし、即効性は低く、継続的に行うことで効果が得られます。
意識するポイントとして最も重要なことは、『単品の食事をやめる』ことです。
皆さんも食事をする際、食べ物の組み合わせを考えてみてくださいね。